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先人の知恵 正月行事

みなさんこんにちは。
2021年早々、緊急事態宣言と今年も苦難のスタートですね。
1人1人がしっかりと意識をして行動することが大切です。

東京都では「年末の会食で感染し、家庭内で広めるケースが増えている。
今後は新年会などの影響などで高い数値が続くかもしれない」と
ネットニュースでも出ていましたね。

私たち松戸市でも感染者数が昨日34人、市外で公表された方が11人と
やはりまだまだ注意が必要な状況です。

きっと私は大丈夫。
そんな考えは要注意かもしれません。

2021年もスタートしたばかりです。
こんな時はやはり神頼み?!
正月はそんなタイミングにぴったりかもしれません。

みなさんは室礼をご存知ですか?
おそらくほとんどの方が知っていると思います。

でも、「室礼(しつらう)」という言葉に関してはあまり聞きなれていないかも
しれませんね。

例えば、神具を祀るために神棚も、端午の節句で兜を飾る床の間も、
今の新しい住まいではあまり見かけなくなりました。

正月、節分、雛飾り。。。と季節を感じながら暮らすための室礼提案

そんな今回は、暦でいうと「睦月」そして正月の室礼

正月とは?
すっかり聞き慣れた言葉ですが、
正月の行事をきちんと理解されているのは結構少ないのでは?
よく実家に帰るとよく見かける光景。
そして正月という言葉もよく飛び交っていたように思います。

でも、このコロナ渦で実家に帰れない。
帰省は我慢。
なんてご家庭も多かったと思います。
そうなるとますます正月という言葉も薄れてきます。
ギリギリ「正月休み」という言葉は残るかもしれませんが、
冬休み?のイメージが強いかもしれませんね。

本来の正月とは、
年神様をお迎えし、新たな一年が始まる日です。
旧年の実りに感謝し、新年の豊穣と平和をお祈りし、
年神様をお見送りするための行事が正月と言われています。

今こそ見かけなくなった家の外に飾ってある「門松」
まず家の外にしつらえる「門松」の松は、神様が宿る「依代」で、
年神様が迷わないための目印になります。

また、玄関先に飾る「しめ縄飾り」のしめ縄には、災いが家に入らないように
するための結界という意味があります。

そして家の中にいらっしゃった年神様の御霊は「鏡餅」に宿ります。
正月のお節料理などは年神様をおもてなしするためのお供えものです。

お供えしたものを食べることで、身体の中に年神様の魂を取り込み、無病息災を祈ります。

このように年神様に祈りを捧げることで、新たな一歩を踏み出す。
それがお正月の行事と言われるものになります。

みなさんの家ではどうでしょうか?
以前は見かけたけど最近は、だんだんおろそかになったりしていませんか?

もちろん、これは強制行事ではありませんので、
必ずしも行わなければいけない。
なんてものではないですが、
先人の知恵として、引き継いでいくことも我々の役目かもしれません。

最近の若い世代の方はあまり見かけない光景かもしれません。
ただ、飾るだけではなく、それぞれの意味を知ることで、
もっと深く興味が湧いてくるかと思いますので、
ぜひ、この機会に皆様もどうでしょうか?

無病息災。1日でも早くコロナの終息を願うばかりです。

以上、新年最初のブログでした。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

                              木村

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