中小企業省力化投資補助金とは?
みなさんこんにちは、木村です。
昨日は中秋の名月でした。
みなさんは、ご覧になったでしょうか?
昨日は旧暦8月15日で中秋の名月が昇りましたが、今年は満月が1日後の今日。
雨も上がりなんとか綺麗なお月様を見ることができましたが、スマホでの撮影はこれが限界。
本当はこんな感じでしょう。
さて、突然ですが、みなさんは不動産投資ではなく「中小企業省力化投資補助金」というものをご存知でしょうか?
中小企業省力化投資補助金とは、人手不足解消に効果があるロボットやIoT等の製品を導入するための経費を国が補助することにより、簡易で即効性がある中小企業の省力化投資を促進し、売上拡大や生産性向上を図るとともに賃上げにつなげることを目的とした補助金となります。
ただ、残念ながら我々不動産業を営むものには、今すぐ活用できるシーンはなさそうです。
ですので、お客様の会社の事業で、何か役に立つかもしれませんので、お知らせしておきます。
ここでは詳細まではご説明しませんが、人手が足りていない分、ロボットなどを使って業務の省力化、合理化をはかり、さらには働く人の賃金を上げていこうというもの。
ちょっとどこかで矛盾さえ感じてしまう、国の支援のように思います。
どんどんロボットやAIなどが発達していけば、働き手は少なくて済み、経営する側には良いかもしれませんが、働き手にとっては結果、巡り巡ってさらに賃金が下がってしまうような気もします。
ちょっと考えすぎでしょうか?
もちろん、業種にもよるでしょうし、その会社の業績にもよるでしょう。
ロボットを導入することにより、働き手に余裕ができ、生産性が上がる。
絵に描いたような話ですが、組織としてすでにきちんと回ってる会社にとっては、確かに良いことです。
みなさんもよく見る飲食店での配膳ロボットも、今では全国で3,000体も活躍しているようです。
広い店舗でしかも導入予算がある会社さんには、いいロボットと言えます。
これが今後は、小さな飲食店などでどのように活用して行くのか?
まずは、今回の補助金などで導入しやすくする。
そんな狙いがあるかもしれません。
今よく言われている人手不足問題とは、ただただ労力不足だけというわけではなく、もっと今の日本が取り組まなければ世界の中でさらに置いてかれる。
そんな何かが、深い奥にあるように思います。
さて、最近では総裁選のニュースをよく目にしますが、どちらかというと私が気になるのは、特定技能制度の対象分野に「木材産業」が追加されることです。
特定技能制度とは、深刻な人材不足の状況に対応するため、一定の専門性を有し、即戦力となる外国人を受け入れる制度です。
その受け入れ可能な産業分野に、「木材産業」が追加されることになり、製材業、合板製造業等に係る木材の加工等などに外国人の就労が可能になります。
よく解体現場で見られる外国人とは少し違い、ここではプレカット加工や、建築、大工などのこと指しています。
もちろん、誰でも良いわけではなく、事前に技能検定をクリアした外国人に限られます。
前述のような、ロボットやAIそして外国人の雇用がさらに色々な専門分野で広がっていきます。
さらに、今では定年という枠を超えて、高齢者の再雇用も増えております。
さて、本当に賃金が上がるのはどこなのでしょうか。
大手企業による早期退職が増え、今では50代の再雇用も難しい中、言われている人手不足。
賃金や人材の教育など、業界全体で考えなくてはいけない問題のように思います。
よくいう省エネ問題も同じで、ある一部分だけは変化が起きづらい。
でも、口で言うほど簡単ではない、解決が難しい要素を含むこのような問題においても、
何をするにも、大手企業に頼りっぱなしの今の日本にとっては、幅広い面において中小企業が陰で支えている強みというのをもっと前面に押し出し、活気づけていく必要がありますね。
二言目には、「生産性」と言われる今の時代において、さらなる淘汰の時代がスタートしたように感じます。
どこか寂しい部分もありますが、人口減に伴い、変わっていく世の中の流れに逆らうことなく地に足をつけながら、我々も前へ進むしかありません。
そんな中、私事ですが、今週末でまた1つ年を重ねることとなります。
最近は年を重ねれば、重ねるほど課題が増えて参りますが、これもチャンスと思い、常に目標を見失わずに邁進していけたらと考えております。
皆様におきましても、このような補助金などをうまく活用し、明るい未来に向かって進んでいってもらえたらと願っております。
先程お話ししました、中小企業省力化投資補助金について詳しくは下記のサイトでご確認ください。
https://shoryokuka.smrj.go.jp/
木村でした。